主な観光地には、アスコナ、ベリンツォーナ、ロカルノ、ルガーノの町が含まれます。
アスコナはマッジョーレ湖の北岸に位置し、南欧風のビーチプロムナード、カフェ、穏やかな気候で知られています。16世紀の柱のあるバシリカがある旧市街は、車の通行が禁止された湖畔のプロムナードに直結しています。アスコナの上にあるモンテ・ヴェリタには、かつての異端者コミュニティが存在していましたが、今では博物館が建っています。
テッシン州の首都ベリンツォーナは、特に強力な要塞群と結びつけられています。こちらには、スイスで最も保存状態の良い中世の城が三つあり、ユネスコの世界遺産に登録されています。この街は重要な位置を占めており、北と南のイタリアを結びつけています。また、サン・ベルナディーノ、ゴッタルド、ルクマニエールのアルプスの峠へのアクセスもあります。
ロカルノもマッジョーレ湖の北岸に位置しています。アスコナからは自動車やバスで数分で到着可能です。広場グランデは世界的に有名で、旧市街とは狭い路地でつながっています。12世紀に建てられたビスコンティ城は一部しか残っていませんが、より知られているのは街の上にある聖母マリアの壮観な巡礼教会です。これはマリアの顕現に由来し、ロカルノの象徴となっています。街には古い華やかなパラッツォに多くの美術コレクションがあります。
ルガーノはルガーノ湖のほとりにあり、テッシン州で最も大きな都市で、スイスの重要な金融センターでもあります。主要な山にはモンテ・ブレとモンテ・サン・サルヴァトーレがあります。その上からは、イタリアまで続く湖の全景を眺めることができます。この街は芸術と建築における高い水準で知られています。美術館「スイス・イタリア美術館」(MASI)では、ルノワールやクレーなどの著名な画家の絵画が展示されています。
あまり知られていないメンドリジオットは、狭い半島のように南に広がり、イタリアの国境に達しています。ここでは、広大で丘陵地帯の双方でのハイキングやバイクの遠足が人気です。